能代市は秋田県北西部の日本海岸に面した港町だ。木都・能代として林業で栄えた歴史を持ち、バスケットボールの聖地としても全国的に知られる。山本郡は能代市の南に広がるエリアで、三種町・八峰町・藤里町・八郎潟町・井川町・大潟村からなる。日本海岸に沿って五能線が走り、白神山地の西麓に抱かれた風景が続く。
このエリアのサウナ・温泉施設は、山奥の秘湯型ではなく地域住民の日常に根ざした公衆浴場型が中心だ。白神山地の登山や五能線沿いの海岸旅の帰りに立ち寄る使い方に向いている。
① 能代山本スポーツリゾートセンター アリナス
能代山本スポーツリゾートセンター アリナス
| 住所 | 秋田県能代市浅内字船沢73-125 |
|---|---|
| サウナ | 高温サウナあり |
| 温泉 | 地熱温泉水使用 |
| 料金 | 大人 500円 |
| 営業 | 16:00~20:00(要確認) |
能代市の南部に位置するスポーツ複合施設「アリナス」の温浴部門。地熱温泉水を使った大浴場にサウナが設置されている。能代はバスケットボールと林業の町で、アリナスは地域スポーツの振興とともに長く使われてきた施設だ。夕方から夜にかけての営業時間帯は、地元の学校スポーツや仕事終わりの市民が利用する日常的な施設で、観光客というより地元民の日常に溶け込んでいる。白神山地への登山帰りに能代市内で一風呂浴びる際に使いやすい。
② 八森いさりび温泉 ハタハタ館
八森いさりび温泉 ハタハタ館
| 住所 | 秋田県山本郡八峰町八森字下浜中 |
|---|---|
| サウナ | あり |
| 水風呂 | あり |
| 特徴 | 日本海を望む立地 |
山本郡八峰町八森に位置する日帰り温泉施設。「ハタハタ館」の名前は秋田の県魚・ハタハタに由来する。八森は日本海に面した漁港の町で、ハタハタの水揚げ地として知られる。施設は日本海を望む立地にあり、サウナ後の外気浴で日本海の空気を感じられる点が特色だ。五能線の旅や白神山地の麓を巡る旅程の中で、海を見ながらサウナに入れる施設として位置づけられる。秋田の食文化であるハタハタを食べながら温泉に入るという体験が、この施設周辺では成立する。
③ 三種町山本健康保養センター ゆうぱる
三種町山本健康保養センター ゆうぱる
| 住所 | 秋田県山本郡三種町鵜川字道ノ上16 |
|---|---|
| サウナ | あり |
| 温泉 | 天然温泉 |
| 料金 | 要確認 |
三種町が運営する公営の健康保養センター。八郎潟の干拓によって生まれた広大な農地を抱える三種町・大潟村エリアの住民に根ざした施設だ。「ゆうぱる」は地域の公共施設らしいゆったりとした空間で、農作業や地域行事の後に立ち寄るような使い方が似合う。ここに来るまでの農地風景と広い空は、秋田の内陸・山間エリアとは全く異なる開放感がある。能代・山本エリアを走るなら、八郎潟周辺のフラットな景観とセットで体験できる施設だ。
④ 船沢温泉
船沢温泉
| 所在地 | 秋田県能代市浅内(船沢エリア) |
|---|---|
| サウナ | あり |
| 料金 | 500円 |
能代市の船沢地区にある日帰り温泉施設。料金は500円と手頃で、地域住民が日常的に利用する施設として根付いている。能代市街のアリナスとは異なる、地区密着型のシンプルな温浴施設だ。サウナも備えており、手軽にサウナ体験ができる。
⑤ 湯らくの宿 のしろ
湯らくの宿 のしろ
| 所在地 | 秋田県能代市 |
|---|---|
| サウナ | あり |
能代市の「湯らくの宿 のしろ」は、宿泊機能も持つ温泉施設。「湯らく」という名が示すとおり、ゆったりとした滞在を想定した作りで、日帰りでの温浴利用も対応している。能代市は白神山地へのアクセス拠点でもあり、山歩きや自然探訪の後の宿泊を兼ねた入浴拠点としても活用できる。施設内にサウナを備えており、能代エリアのサウナ巡りの一施設として組み込むことができる。
能代・山本エリアのサウナをどう使うか
このエリアのサウナ施設はどこも地元の日常に溶け込んでいる。観光向けにパッケージ化された体験ではなく、旅の途中に立ち寄る回復拠点として使うのが合理的だ。
白神山地の西麓登山口(藤里町の素波里湖周辺や岳岱ブナ林)を起点にした山歩きの後、八峰町のハタハタ館か能代市のアリナスで汗を流す。五能線の旅で能代〜弘前区間を走る場合は、海を望むハタハタ館が印象的なサウナになる。
このエリアから南下すると男鹿半島・男鹿市方面に繋がる。男鹿では蔵サウナ 森長(国登録有形文化財)や砂丘温泉ゆめろんがあり、能代・山本とはがらりと変わる体験が待っている。