SAUNA GUIDE AOMORI / つがる市

柏温泉
縄文の大地つがるに湧く柏の名の温泉サウナ

by 橋本大治(D'STYLE) | 2026年10月

86℃

17℃

¥450

サウナ室柏の木と津軽の大地
水風呂柏温泉は青森県つがる市に位置する温泉銭湯で、「柏(かしわ)」という名前は柏の木に由来する。柏は古くから神聖な木として扱われ、正月や縁起物の飾りにも使われる日本の伝統的な植物だ。つがる市というかつての縄文文化の地に、柏の名を持つ温泉が湧いているのは、この土地の自然と人間の関係性の深さを感じさせる。
入浴料つがる市はこれまでシャコちゃん温泉やあづましの里温泉をご紹介してきたように、複数の温泉銭湯が存在する温泉に恵まれた地域だ。柏温泉もそういったつがる市の温泉文化の一端を担う施設で、地域の方々が日常的に利用する銭湯として機能している。

私が訪れたのは秋で、縄文遺跡を巡った後の夕方に立ち寄った。施設に入ると、地元の農家や漁師の方々が仕事帰りに利用している様子が見られた。柏温泉の穏やかな雰囲気は、つがる市の人々の温かさと地域コミュニティの強さを体現しているようだった。

柏の木のように根を張るつがるの大地で、柏温泉のサウナに入る。縄文から続く人々の営みの中に、自分も溶け込んでいくような感覚。

柏温泉のサウナ室は86度前後の温度設定で、地元の農家や漁師が仕事帰りに立ち寄るのに適した使いやすい熱さだ。電気ヒーターが安定した熱を供給しており、つがる市の農業や漁業で疲れた体をじっくりと温めることができる。シンプルな設備だが機能的で、地域の日常に溶け込んだ温泉銭湯らしい雰囲気がある。

水風呂は17度前後の設定で、つがる市の豊富な地下水が水風呂の質に貢献している。日本海側の清涼な気候と豊かな水源が、水風呂の爽快感を高めている。農作業や漁業で火照った体を効果的にクールダウンさせるのに最適な温度設定だ。

サウナ室の空気

休憩スペースは浴場内や脱衣所で確保できる。地元の常連客との会話を通じて、つがる市の農業や漁業、縄文遺跡への地域の誇りなどを聞くことができた。柏温泉は地域コミュニティの情報交換の場としても機能しており、旅行者にとって貴重な地元情報の宝庫だ。

ベンチは2段構成。3セット繰り返すことで体全体の疲れがほぐれていく感覚があった。

水風呂と休憩スペース

つがる市は縄文遺跡の宝庫として世界遺産にも名を連ねており、亀ヶ岡遺跡や田小屋野貝塚は縄文時代の文化を今に伝える重要な史跡だ。また、つがる市は日本海に面しており、屏風山砂丘や日本海の夕日など自然景観にも恵まれている。縄文の大地と日本海の自然が共存するつがる市は、青森県の中でも独特の魅力を持つ地域だ。

柏温泉から徒歩圏内や車で少し走ると、縄文遺跡や海岸沿いの景観を楽しめる場所に出ることができる。縄文文化に触れ、日本海の自然を満喫し、柏温泉でサウナを楽しむというプランは、つがる市の多様な魅力を凝縮した旅の計画だ。この地を訪れるすべての方に、ぜひ体験してもらいたい。

周辺エリアの魅力

青森県つがる市(詳細はお問い合わせください)

大人450円(サウナ込)

サウナで整った体で眺める地元の景色は格別だ。青森旅行の醍醐味をぜひ体験してほしい。

アクセスと基本情報

FACILITY DATA

施設名柏温泉
住所電気式サウナ(約86℃)
営業時間10:00〜21:00(目安)
定休日不定休(要確認)
料金約17℃
サウナ柏温泉を後にして、つがる市の夕暮れの日本海を眺めた。縄文の大地に立ち、はるか昔の人々も同じ海を眺めていたのかと思うと、時間の重なりを感じずにはいられない。柏温泉のサウナで体を整えながら、つがる市の深い歴史と豊かな自然を感じる旅を。これが青森のサウナ旅の醍醐味だ。
水風呂/sauna-guide-shako-chan-tsugaru.html
駐車場あり(要確認)

しゃこちゃん温泉(つがる市)|つがる市のもう一軒

橋本大治
橋本大治(有限会社D'STYLE 代表)

盛岡市を拠点に、HARVIAサウナヒーターの販売・施工・コンサルティングを30年以上手がける。フィンランドなど北欧のサウナを定期的に視察。岩手・青森・秋田を中心に東北各地のサウナ施設を実際に訪れ、地元の空気を体で知っている。

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