YOMIMONO / サ活の楽しみ DIARY

ととのいは、記録すると
深くなる。

文・有限会社D'STYLE|岩手・盛岡の薪ストーブとサウナの店

公開日:2024年5月22日 / 最終更新日:2026年8月1日

釣り人は釣果を記録し、登山家は山行記録をつけ、ワイン好きはテイスティングノートを残します。好きなものを深く楽しむ人は、たいてい、記録しています。サウナも、同じです。今日は「サウナ日記」のすすめ。ととのいを記録すると、サウナはもう一段、深く、面白くなるという話です。

何を書くか。なんでもいい

難しく考えることはありません。日付と、入った時間帯。サウナの温度と、体感。ロウリュを何杯かけたか。水風呂やシャワーの冷たさ。外気浴で見えた空。そして、今日のととのい度を、五段階でも点数でも。一行でも構いません。「雪。ロウリュ三杯。外気浴で湯気がすごい。今季最高」。これで立派なサウナ日記です。手帳の隅でも、スマホのメモでも、サ活アプリでも、道具は好みで。大事なのは、その日のうちに、短く書くことだけです。

記録は、自分の取扱説明書になる

何週間かつけていると、面白いことが起きます。自分のパターンが、見えてくるのです。自分は二セット目がいちばん深い。寝不足の日は、ととのいが浅い。夕方より、夜のほうが合う。ロウリュは三杯より二杯がちょうどいい。雨の日は、なぜか調子がいい。誰にも教われない、自分だけの最適解。サウナの入り方に唯一の正解はなく、あるのは「自分の正解」です。日記は、それを見つけるいちばんの近道です。体調の変化にも敏感になります。いつもと同じ入り方なのに、やけに疲れる日は、体からのサインのことも。記録は、自分の体の声を聞く練習でもあるのです。(ととのいの正体は、こちら。)

続けるコツは、ハードルを下げること

記録の天敵は、完璧主義です。毎回きちんと書こうと気負うと、一度サボった日に、そのまま途切れます。コツは、ハードルを思いきり下げること。書けない日は、日付と点数だけでいい。ノートとペンを、脱衣所や外気浴の椅子のそばに置いておけば、書く動作そのものが習慣になります。三日坊主で構いません。途切れても、また今日から書けばいい。三日を、何度も繰り返せば、それはもう続いているのと同じです。義務ではなく、その日をひとしずく味わうための、小さなご褒美として。書けた日が一日でもあれば、その分だけ、あなたのサウナは深くなっています。

読み返すと、暮らしの記録になっている

そして、サウナ日記の思わぬ副産物がこれです。一年分を読み返すと、それは、暮らしの記録になっています。桜の日の外気浴、夕立の日のロウリュ、初雪の日の水風呂。子どもが初めて一緒に入った日。友人が来て、サウナ会をした日。サウナの記録のつもりが、季節と家族の記録になっている。自宅サウナなら、なおさらです。庭の景色の移ろいごと、日記に残っていきますから。(岩手の四季とサウナは、こちら。)

数字と合わせると、もっと見える

体感の記録に、数字をひとつ添えると、日記はさらに面白くなります。スマートウォッチの睡眠スコアや、翌朝の安静時心拍。「よく眠れた」という体感の隣に、その数字が並ぶと、自分の実感の答え合わせになります。とはいえ、主役はあくまで体感のほう。数字は、言葉にしきれない調子を裏づける、心強い脇役です。数字と体感、両方を一行ずつ。それだけで、あなたの日記は世界に一冊の健康記録になります。(数字とサウナの付き合い方は、こちら。)

今夜の一行から

岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、記録したくなる毎日のサウナづくりをお手伝いしています。設置の日が、日記の一ページ目です。「わが家のサウナ、初日。」と書く日を、一緒につくりませんか。おすすめの一台のご相談、いつでもどうぞ。

写真: Nikke (Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0)

D'STYLE
橋本 大治(有限会社D'STYLE 代表)

住田町の山主だった祖父から三代、火と生きてきました。英国RODTECH社認定の煙突掃除 安全インストラクター(東北第一号)。盛岡・国道4号線沿いのショールームにいます。

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