YOMIMONO / サウナと家族 FAMILY

人生の節目に、
火を贈る。

文・有限会社D'STYLE|岩手・盛岡のサウナ専門店

公開日:2024年4月8日 / 最終更新日:2026年8月1日

贈り物選びは、いつだって難しいものです。相手が大切な人であるほど、そして節目が大きいほど、「物」では足りない気がしてくる。時計も、鞄も、旅行も、どれも素敵だけれど、何かが違う。そんな経験はありませんか。今日は、少し大きな話をします。人生の節目に、火を贈る、という選択の話です。

使われ続ける贈り物

贈り物には、二つの種類があると思います。渡した瞬間がいちばん輝くものと、渡してから輝きはじめるもの。薪ストーブとサウナは、はっきり後者です。設置した日が始まりで、そこから毎日、火が入るたび、汗を流すたびに、贈られた人の暮らしをあたため続ける。十年たっても、二十年たっても、現役で働き続ける贈り物。「あのとき、あの人が贈ってくれた火だ」と、冬が来るたびに思い出してもらえる。こんなプレゼントは、ほかにちょっと見当たりません。

新築祝いに、家の心臓を

新しい家を建てた家族への、最上級のお祝いとして、薪ストーブは昔から選ばれてきました。家という箱に、火という心臓を贈る。リビングの主役になり、家族の集まる場所になり、子どもたちの記憶の真ん中に残ります。新築のタイミングなら、煙突の計画も設計に組み込めるので、設置の条件としてもいちばん恵まれています。ご両親から子世帯への新築祝い、というかたちのご相談が、実は少なくありません。(薪ストーブのある暮らしの始め方は、こちらに。)

定年の記念に、これからの相棒を

長年働いたお父さん、お母さんの定年に、家族からサウナを贈る。あるいは、自分自身への退職の記念に、薪ストーブを据える。これも、とてもいい節目の使い方です。これから始まる長い自由時間の、毎日の張り合いと健康を、まるごと贈ることになるからです。「お疲れさまでした。これからは、毎日ととのってください」。そんな贈り方、素敵だと思いませんか。(定年後と火の暮らしの話は、こちら。親孝行としてのサウナは、こちらにも書きました。)

ふたりの記念日に、ふたりの場所を

結婚十年、二十年、銀婚式。夫婦の節目に、ふたりで使うサウナを贈り合う。旅行と違って、その週末だけで終わらず、これから毎週、ふたりの時間をつくり続けてくれます。指輪のように身につけるものではないけれど、暮らしの真ん中に置く記念品です。(夫婦とサウナの話は、こちら。)

贈る前に、そっとご相談を

ひとつだけ、大事なことを。薪ストーブもサウナも、設置には、住まいの条件やご本人の暮らし方との相性があります。だから、完全なサプライズよりも、「一緒に選びに行く」贈り方をおすすめしています。それに実は、選んでいる時間こそ、いちばん楽しいのです。カタログを広げて、実物を撫でて、あれこれ迷う。その時間ごと、贈り物になります。

予算に応じて、サウナ用品やアロマ、薪の一年分、メンテナンスのプレゼントといった、小さな「火の贈り物」もご用意できます。まずは贈る相手の暮らしを、私たちに聞かせてください。

火は、いちばん古い贈り物

考えてみれば、火は、人類がいちばん最初に分け合ったものです。囲炉裏の火を絶やさず守り、隣の家に火種を分ける。火を贈ることは、あたたかさと、安心と、集まる理由を贈ること。岩手・盛岡のD'STYLEは、ハースストーン、バーモントキャスティングス、ハルビアの正規代理店として、その贈り物のお手伝いをしています。大切な人の節目に、おすすめの一台を。ご相談、いつでもお待ちしています。

写真: MB-one (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

D'STYLE
橋本 大治(有限会社D'STYLE 代表)

住田町の山主だった祖父から三代、火と生きてきました。英国RODTECH社認定の煙突掃除 安全インストラクター(東北第一号)。盛岡・国道4号線沿いのショールームにいます。

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