平川市と南津軽郡は、日本有数のりんご産地・津軽南部エリアだ。東北自動車道の碇ヶ関ICと浪岡ICがあり、秋田・岩手方面から青森へ向かう幹線ルート上に位置する。碇ヶ関温泉は津軽藩の参勤交代で使われた由緒ある古湯で、黒石市は江戸時代の「こみせ通り」と温湯温泉という二枚看板を持つ。
① 碇ヶ関温泉(古湯・碇ヶ関御殿湯)
碇ヶ関温泉(御殿湯)
| 住所 | 青森県平川市碇ヶ関(東北自動車道・碇ヶ関IC降りてすぐ) |
|---|---|
| サウナ | ドライサウナ |
| 水風呂 | あり |
| 料金 | 大人500円前後 |
| アクセス | 東北自動車道 碇ヶ関ICから車5分以内 |
津軽藩の参勤交代で利用された由緒ある古湯で、「御殿湯」の名はその格式から来ている。東北道碇ヶ関ICのすぐそばという抜群の立地で、秋田・岩手から青森に向かうドライブの定番立ち寄りポイントだ。ナトリウム・塩化物泉系の保温力が高く、長距離ドライブ後の身体にしっかりじんわり染み込む。
② アップルランド平賀温泉(道の駅型)
道の駅 いなかだて(平賀温泉周辺)
| エリア | 平川市街地(旧平賀町エリア) |
|---|---|
| サウナ | ドライサウナ完備 |
| 水風呂 | あり(天然水系) |
| 料金 | 大人400〜500円程度 |
| 特徴 | りんご産地・田んぼアート(稲田の絵)で知られる平川市 |
「田んぼアート」発祥の地として知られる旧田舎館村(現平川市)および旧平賀町エリアには、地域住民向けの日帰り温泉施設がある。りんご農家の多い地域で、収穫期の秋に農家が入浴しに来る「農業の湯」という側面が強い。弘前市から車で30分程度、弘前観光のサブルートとして訪問できる。
③ 黒石温泉エリア
黒石市内の温泉施設
| エリア | 黒石市街地(黒石駅周辺・こみせ通り周辺) |
|---|---|
| サウナ | 主要施設に完備 |
| 料金 | 大人400〜530円程度 |
| 特徴 | 江戸時代の商家建築「こみせ」が残る黒石市中心部 |
黒石市は江戸時代の商家建築「こみせ(軒下通路)」が残る歴史的な城下町だ。市内には地域銭湯・温泉施設が点在しており、こみせ通り観光後に汗を流すのにちょうどいい。黒石市は「津軽焼きそば」「黒石よされ」など独自の食文化・祭り文化も持つエリアで、観光と温泉を合わせた一泊旅程に向いている。弘前市・青森市ともに車30〜40分圏内。
④ 道の駅なみおかアップルヒル(温浴)
道の駅 なみおか アップルヒル(温浴施設)
| 住所 | 青森県青森市浪岡大字女鹿沢字湯本1-1 |
|---|---|
| サウナ | ドライサウナ |
| 水風呂 | あり |
| 料金 | 大人500円前後 |
| アクセス | 東北自動車道 浪岡ICすぐ・青森市中心部から車30分 |
東北自動車道浪岡ICのすぐ近くに位置する道の駅に附属する温浴施設。旧浪岡町は現在青森市に編入されているが、南津軽的な農村文化圏に属するエリアだ。りんご園が広がる田園地帯の中にあり、浪岡ICを経由して津軽方面・南津軽方面へ向かうドライバーの立ち寄りにちょうどいい施設だ。農産物直売所との組み合わせで地域のものを購入しながら温泉を楽しむルートが定番。
⑤ 温湯温泉(ぬるゆ温泉)
温湯温泉(ぬるゆ温泉・黒石市)
| 住所 | 青森県黒石市大字温湯字鶴泉1(奥津軽方面) |
|---|---|
| サウナ | 共同浴場形式(サウナは施設による) |
| 水風呂 | あり |
| 料金 | 大人200〜400円程度(共同浴場は格安) |
| 温泉 | 単純温泉・約42℃(「ぬる湯」として親しまれる) |
温湯温泉は読み方通り「ぬるい湯」として知られる古湯で、約42℃のやや低めの温度が長湯に向いている。黒石市の山間部に位置し、コケシの産地としても知られるエリアだ。共同浴場は格安で利用でき、温泉街の旅館では高めの湯治スタイルの入浴も可能。「さっぱり整う」系より「じっくり温まる」系のサウナ・温泉文化を感じられる場所。
平川・南津軽は「通りすがりに寄れる温泉」と「泊まりで来る価値のある温泉」が共存するエリアだ。東北道から手軽に寄れる碇ヶ関温泉はドライブ途中の定番で、黒石の「こみせ通り」と温湯温泉(ぬるゆ)はセットで一泊する価値がある。弘前観光を軸にして黒石をプラスする旅程が、南津軽の文化を一番深く楽しめる。