IWATE SAUNA GUIDE / 岩手のサウナを語る
岩手県のサウナ施設ガイド
盛岡から沿岸まで、7エリア48施設をエリア別に。
岩手県は、フィンランドとほぼ同じ緯度に位置する。その地に生まれた文化が、北海道と並ぶ東北のサウナ密度を育てた。盛岡のスパ銭から一関の漢方サウナ、三陸沿岸の海辺の湯、八幡平の秘湯まで——温泉資源と厳しい気候の組み合わせが、岩手のサウナ文化を形成している。盛岡でHARVIAのサウナヒーターを扱って30年以上、D'STYLEの橋本が、実際に訪れた感想をもとに岩手のサウナ施設をエリアごとにナビゲートします。
このページで紹介している施設(48施設) 閉じる
盛岡・滝沢エリア盛岡市のサウナエリア詳細 →
岩手の県都、盛岡。北上川・中津川・雫石川が合流し、岩手山の雪解け水が地下に染み込んで水質の良さをつくる。市域内につなぎ温泉という本格的な温泉地も持ち、多様な施設が揃う。
建築家・今井健太郎がリノベーションした盛岡の温浴施設。岩手山のモザイクタイル壁画、45人収容のスタジアム型サウナ、盛岡の地下水による16℃の軟水風呂。23時間営業。
深く読む →喜盛の湯
盛岡市温浴施設8.6℃の水風呂。チラー超冷水と通常水風呂の2種を用意。変則タワー型3段サウナ「ダブルイズネス」、毎時オートロウリュ。塩サウナ・岩盤浴も完備。
KANAN SPA(HOTEL MAZARIUM)
盛岡市ホテルスパHOTEL MAZARIUMに併設されたスパ。盛岡駅周辺のアクセス良好な立地で、出張者が仕事前後に使うケースも多い。92℃・18℃のバランスの取れた設定。朝5時半から使える。
盛南温泉 開運の湯
盛岡市南部温浴施設盛岡南部の地域密着型温浴施設。78℃の穏やかなサウナは年配の方や初心者にも入りやすい。600円という良心的な料金、朝6時半から深夜2時まで。矢巾方面からのアクセスが良い。
天然温泉 さんさの湯 ドーミーイン盛岡
盛岡市(駅前)ホテル(宿泊者専用)盛岡駅前のドーミーイン、宿泊者専用。96℃・15℃の本格設定。旅サウナーの宿泊先選びの基準になる施設。「夜鳴きそば」深夜サービスとセットで盛岡の滞在が充実する。
ユートランド姫神
盛岡市北部(旧玉山村)温浴施設「姫神」と「岩手富士」2つの大浴場が東西に向かい合う。露天から姫神山と岩手山を望み、水は飲用可能な山の清水。冬は水風呂が10℃以下になることもある。500円。
松園サウナ研究所
盛岡市松園完全予約制完全予約制のプライベートサウナ。「研究所」の名が示す通り、サウナそのものに向き合うための空間。98℃の高温、誰にも邪魔されない時間。少人数で使うための施設。
フォックスバーデン スパドーム
滝沢市温浴施設「狐の風呂」を意味するドイツ語が施設名。滝沢市の岩手山麓に位置する。86℃・18℃の設定で780円。国道4号線に近く、盛岡からアクセスしやすい。
つなぎ温泉 ホテル紫苑
盛岡市つなぎ温泉旅館・温泉御所湖のほとりに立つつなぎ温泉の老舗ホテル。日帰り1,000円で98℃の本格サウナとナトリウム塩化物泉を楽しめる。市街から車で20分。週末の日帰り湯治に向いている。
盛岡市余熱利用健康増進センター ゆぴあす
盛岡市公共施設廃棄物処理施設の余熱エネルギーを活用した市営施設。400円は盛岡最安水準。90℃・19℃の安定した設定。プールや運動施設も備えた複合施設で、体を動かしてから汗を流す使い方もできる。
グリッズプレミアムホテル盛岡
盛岡市(駅周辺)ホテル(宿泊者専用)盛岡駅周辺のプレミアムホテル、宿泊者専用。92℃・19℃の丁寧に管理されたサウナ。出張・観光の宿泊先として、サウナ基準で選ぶ価値がある。
FUMOTO
盛岡市プライベートサウナ「麓」の名は岩手山の麓をイメージさせる。5,500円。プライベートな空間と14℃の冷水風呂との温度差78℃が体験の価値。特別な記念日や接待に。
つなぎ温泉 清温荘
盛岡市つなぎ温泉旅館・温泉つなぎ温泉の旅館。700円で使いやすく、静かにゆっくり過ごせる。御所湖の空気の中での外気浴は他では味わえない。92℃・19℃。
OOGAYU BASE キャンプ場
盛岡市郊外アウトドアサウナキャンプ場に整備されたアウトドアサウナ。自然水源10℃の水風呂。屋外サウナを手軽に試したい人に向いている施設。夏でも水が冷たく、外気浴の気持ちよさは格別。
盛岡・つなぎ温泉 愛真館
盛岡市つなぎ温泉旅館・温泉つなぎ温泉の旅館として長く続く。御所湖畔のロケーションはつなぎ温泉の中でも眺望が良い。温泉を主体に楽しみながら、サウナも使える。つなぎ温泉内の複数旅館を比較しながら日帰り湯を楽しむ使い方もある。
メイプルカントリークラブ
滝沢市ゴルフ場滝沢市のゴルフ場付設浴場。97℃はゴルフ場のサウナとして本格的な水準。プレー後に岩手山麓の空気の中で汗を流してととのう体験はゴルファーの特権。ゴルフ利用者向け。
会員・スポーツクラブ系の施設(盛岡・滝沢)
- ジョイフィット24 盛岡青山駅前 ― 92℃・27℃。24時間フィットネスジムのサウナ。会員でないのでわからない。
- ホリデイスポーツクラブ 盛岡 ― 91℃・18℃。スポーツクラブのサウナ。会員でないのでわからない。
- フィットイージー 盛岡南大通店 ― 低価格フィットネスのサウナ。会員でないのでわからない。
- パウスポーツクラブ ― 92℃・20℃。スポーツクラブ系。会員でないのでわからない。
- スポーツクラブ アクトス盛岡 ― スポーツクラブ系。会員でないのでわからない。
花巻・紫波エリア花巻・紫波のサウナエリア詳細 →
盛岡から南へ30〜40分。宮沢賢治の故郷・花巻は温泉の宝庫。紫波町には118℃のサウナを持つラ・フランス温泉館がある。
ひづめゆ
紫波郡紫波町温浴施設紫波町の高温サウナ。112℃を安定して維持するには相応のヒーター容量と換気設計が必要で、施設としての本気度が伝わる。地元民の愛着が深い施設。
ラ・フランス温泉館
紫波郡紫波町温浴施設118℃。フィンランドの競技サウナに近い温度帯。天然温泉とのセットで800円。ラ・フランス(西洋梨)の産地・紫波町の名を冠する。
花と緑と安らぎの湯 東和温泉
花巻市温浴施設女性サウナが114℃と男性より高い設定が珍しい。朝7時から営業。700円で天然温泉と高温サウナが使える花巻の施設。北上川盆地の緑の中、外気浴が心地よい。
湯の杜 ホテル志戸平
花巻市ホテル豊沢川沿いの渓谷に位置する花巻温泉郷の旅館。日帰り1,000円で温泉とサウナをセットで楽しめる。花巻空港からのアクセスも良く、出張者の利用も多い。
山の神温泉 なごみの湯
花巻市温浴施設山里の静けさが漂う温泉施設。「山の神」の名が示す通り、花巻の自然の中に位置する。92℃・20℃の無理なく入れる設定。花巻インターから遠くなく、ドライブの目的地にもなる。
鉛温泉 藤三旅館
花巻市旅館宮沢賢治も訪れた鉛温泉の老舗旅館。日帰り可。山の一軒宿の雰囲気で、温泉の余白としてサウナを楽しむ場所。600円で鉛温泉の源泉と組み合わせられる。
花巻温泉 ホテル紅葉館
花巻市ホテル花巻温泉郷の旅館。80℃・22℃の旅館サウナらしい設定。温泉とサウナを組み合わせると疲労回復の質が変わる。
北上・金ケ崎エリア北上市のサウナエリア詳細 →
展勝地の桜で知られる北上市。国道4号線沿いに大型温浴施設から山の秘湯まで、岩手中部のサウナが揃う。
おふろランド北上
北上市温浴施設100℃・16℃の本格設定で地元サウナーのホームとなる大型施設。朝6時から翌1時まで。外気浴スペースも確保されている。北上ジャンクション近くでドライブの拠点にもなる。
モンテインホテル
北上市ホテル北上市内のビジネスホテル。最上階の開放的なスパで94℃のサウナと眺めの良い外気浴が楽しめる。北上駅から近く、車なしでもアクセスできる。宿泊者以外も使える時間帯あり。
夏油高原温泉 兎森の湯
北上市温浴施設夏油(げとう)高原スキー場のふもとの温泉施設。冬はスキー帰りにサウナで温まる定番ルートが確立されている。80℃は長居しやすい設定で天然温泉との相性が良い。
千貫石温泉 湯元東館
胆沢郡金ケ崎町旅館金ケ崎町の自然湧出温泉と98℃のサウナを600円で。朝7時から。地元農業従事者が仕事前に立ち寄ることもあるという岩手ならではの使われ方。
一関・奥州・平泉エリア一関・奥州のサウナエリア詳細 →
東北の南玄関・一関と、農業文化の奥州市。漢方サウナと溶岩サウナを併設する「古戦場」が一関のサウナ文化を象徴する。
HARVIAを使った漢方サウナと溶岩サウナを2室備える一関の名施設。施設を支える一関商事・浅野裕美4代目の「本物のサウナを地元に」という姿勢が設備に表れている。
深く読む →一関温泉 山桜桃の湯
一関市温浴施設「山桜桃」と書いてゆすらと読む。朝5時という早朝営業が特徴で、農業や建設業の方が仕事前に立ち寄るという岩手ならではの使われ方が定着している。
石田食堂ワシントン
奥州市温浴施設名前に思わず二度見するが、れっきとした温浴施設。96℃のサウナを700円で。食堂も併設してサウナ後の食事が充実。奥州の農業文化に根付いた「働いた後のサウナ」。
うたたねカフェ さくらの湯
奥州市温浴施設カフェを併設したサウナ施設。サウナ後のコーヒーや食事が充実。94℃・18℃の本格設備と、滞在型の使い方ができる空間設計が奥州市で評価されている。
舞鶴の湯
奥州市温浴施設「舞鶴」という名前に風格がある奥州の温浴施設。94℃・18℃、地元常連が多く静かな雰囲気で入れる。600円は奥州エリアのスタンダード。
三陸・沿岸エリア三陸のサウナエリア詳細 →
リアス式海岸が続く三陸沿岸。震災を経て地域の日常を取り戻した施設が並ぶ。地下水温が14〜16℃と冷たく、水風呂の水質が独特だ。
三陸四季湯彩 ますと乃湯
上閉伊郡大槌町温浴施設震災復興の過程で地域の日常を取り戻してきた大槌の施設。海が近い立地を活かした外気浴が三陸ならでは。91℃・16℃の本格派設備は、漁師や建設業の方が使う「仕事後のサウナ」として真剣に作られた証。
夏虫のお湯っこ
大船渡市温浴施設大船渡の温浴施設。14℃の水風呂は三陸の地下水が生み出す冷たさで、92℃との温度差78℃が三陸の水を実感させる。大船渡は気仙沼に近く、宮城からの訪問者も多い。
うみねこ温泉 湯らっくす
下閉伊郡山田町ホテル山田湾を望む山田町の温泉ホテル。ウニやホタテの産地でサウナ後に海鮮を楽しめる旅のプランが組みやすい。14℃の冷たい水風呂と、三陸の海辺の外気浴が特別な体験をつくる。
久慈・二戸エリア岩手北部のサウナエリア詳細 →
琥珀の産地・久慈と、南部藩の城下町・二戸。岩手北部の地に根付いた個性豊かな施設が揃う。青森県との県境エリアに最安値420円の銭湯もある。
久慈サウナ
久慈市温浴施設男性専用男性専用の本格サウナ。久慈市の老舗サウナ施設。90℃・15℃のシンプルだが真剣な設備構成。琥珀とNHK「あまちゃん」の舞台・久慈からの旅人と地元常連が交わる。
新山根温泉 べっぴんの湯
久慈市銭湯「べっぴん」の名は肌がきれいになる温泉の湯質から。久慈の山の自然の中で深呼吸できる。90℃・16℃の設定で600円。三陸北部ドライブの立ち寄りに最適。
おおの健康の湯
九戸郡洋野町銭湯420円で93℃のサウナが使える洋野町の銭湯。地域の日常を支えるためのコスト設定。青森県との県境に近く、北部ドライブの旅人にとっても貴重な立ち寄りスポット。
カダルテラス金田一
二戸市温浴施設「カダル」は南部弁で「一緒に」の意。二戸市金田一温泉郷の施設。500円。水風呂29℃は地域の利用者の日常に合わせた設定だ。
八幡平・雫石エリア山岳・秘湯のサウナエリア詳細 →
フィンランドと同緯度の高原、八幡平。岩手山麓の雫石には天然温泉と山の水が揃う。秘湯、アウトドア、低価格山岳銭湯——都市部と異なる「外から来た人間が求めるもの」がある。
星降る山荘 七時雨山荘
八幡平市旅館(予約制)予約制のため時間はほぼプライベート。12℃の雪解け水と88℃の組み合わせで温度差76℃。八幡平の夜空に天の川が見える。「星降る」の名は誇張ではない。
安比温泉 白樺の湯
八幡平市安比高原旅館安比高原スキー場近くの白樺林の中の温泉旅館。冬の雪原を眺めながらの外気浴はフィンランドのアヴァントに最も近い日本での体験のひとつ。スキー帰りの定番。
橋場温泉 新はしばの湯「雫石あねっこ」
岩手郡雫石町地域温浴施設「あねっこ」は岩手弁でお姉さん。520円の地域温泉施設で、岩手山を正面に見ながらの外気浴が盛岡市内では得られない体験。登山帰りの定番立ち寄り地。
網張温泉 ありね山荘
岩手郡雫石町(岩手山西麓)銭湯300円。岩手山の有根(ありね)に由来する名を持つ西麓の山岳銭湯。地元登山者のための施設として長く続く。14℃の雪解け水と登山後の疲れた体の組み合わせが格別。
DATA NOTE
施設情報(温度・料金)はD'STYLEが実際に訪れた際の情報をもとにしています。温度・料金・営業時間は変更されることがありますので、最新情報は各施設の公式情報でご確認ください。情報は2026年10月時点のものです。
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